2019.08.01

ベールダウン

結婚式コラム「ベールダウン

ベールダウンとは、嫁がれる娘さんにお母さまができる最後の手助けです。

結婚式前にブライズルームやバージンロードの入り口で、

花嫁のベールをそっと下ろします。

一般的な教会式では、まず新郎が一人で入場し新婦の前まで歩きます。

そして新婦が父親と共に新郎のもとに歩きます。

父親は娘である新婦を新郎のもとへ導き、

この動作で娘が父親の手を離れて、新しい家庭へ嫁ぐことを表しています。

これは教会式の見どころの一つで、

新婦や父親に感情移入して涙ぐむゲストが多いシーンです。
ですが、実はその前にあるもの、

それが母親と新婦の関係性を表すベールダウンです。

ほんの数秒ですが、

この間にお母さまは娘さんが生まれた時から今までの、

子育てや思い出を振り返ります。

「子育ての幕を下ろす」このベールダウンには、このような意味があります。